まるめてポイ

まるめてポイするような書きたい事を書きたい時に書きなぐります。書いてることをくしゃくしゃ丸めてポイしたくなったら筆を止めます。基本更新しません。

豚肉「なに……? どこなのここは…?」

豚肩

豚肉「とても汚い……」
『ここは僕のキッチン、そしてキミは既にまな板の上さ』
豚肉「どういうこと? 私、帰りたい!」
『それは無理だ。今からキミは僕に料理されるんだ。ぐへへ。お買い得に安く売られたんだよキミは』
豚肉「!!?」

続きを読む

32種の粉からつくった赤ワインのコクが香る夏野菜のスタミナカレー ~かき揚げを添えて~ 前編 

images



唐突に粉からカレーをつくりたくなった。
本当に収まりがつかないぐらい、なんの前触れもなくそんな衝動にかられてしまう僕はそんな男だ。
よく自分で自分のことがわからなさすぎて怖くなる。

しかし考え出すと妄想は広がるばかり。今の僕はカレーパンマンよりカレーのことで頭がいっぱいになっていると思う。
今夜のごはんは手作りカレーということに決定した 

続きを読む

人気のラーメン店と思って並んだら殺伐とした戦場だった件

看板
そしてぼくは

完☆全☆敗☆北

した。



  

その店は毎日行列。
そして常に行列。

これが比喩でもなんでもなくそうだった。

「(そんなになのか……?)」

興味を持ちつつも半信半疑。
名前は聞いたことがあるけど、よくあるチェーン店やん?

そんな思いがぬぐえず、店前を何度も通るが僕は入店にはいたらなかった。

だがしかし、本日。
午後4時。

おやつも終了したであろうその時間でさえ店前で列をつくる姿に
「これはもう脳みそ飛び出るほどウマイに違いない」
やっと重い腰をあげたのだ。

もうここまできたらワクワクしかない。
QP

意を決して列に並び、わくわくるんるんしていると早速店の人が先に注文を聞きに出て来る。

店員「小と大どちらがいいですか?」

ん???

え? なに? 色々省略されすぎてない?
恐らく小と大と言うのはラーメンの分量で間違っても便のことを聞かれていないことは明白だったのですが、あまりの情報量の少なさに僕は一瞬で悟る。

『ヤバイ。ここアレや。上級者の常連が通う系の店や』と。

それに「小」と「大」という二択。怖すぎる。何? 普通はどこにいったの?

僕「どれぐらいの量なんですか?」

僕が尋ねると店員のおっさんは「あ~……」と苦い顔をして言う。

店員「うち、量多いんですよ」

あー、そういうことね。俺のナポリタンとかカプリチョーザとかでもよくある、通常の店の1.3倍ぐらいが普通盛りみたいなノリね。察した。

でも僕、細身のくせにすた丼の特盛りとかギリギリ食える人だからね。
そして僕は男。男たるもの選択はもちろん

僕「じゃあ、だ」
店員「小で普通の店の倍ぐらいなんですヨォ~」
僕「小で」

男たるもの、くだらぬプライドをかかげ、つらぬくのではなく臨機応変に立ち回ってこそだと思った僕は今回、小をチョイス。まあ、小手調べといったところ。

ついでに並ぶとかハイパー嫌いな僕は時間がかかるかも聞いてみた。
結構並んでいるから珍しく30分は覚悟してるけど。

店員「10~15分ですかネェ……」

え? 早くね? 量おおいんだよね?


一抹の不安を抱えながらも本当に10分程度で入店。
きっとタイミングが良かったんだ。そうに違いない。
それか倍の量とか盛ってるだけで少ないフラグ。
これは余裕かもな。ガハハ。

強がりもそこそこにおそるおそる中へ入ると。

ざわざわ
空気の澱みが半端ない。
湯気なのか熱気なのか、汗なのかオーラなのか。
カウンター8席ほどの狭い店内にそんな空気が充満していた。
女子なら10秒でダウンしていることだろう。

入ってすぐの入り口には小汚い自販機。
水、黒烏龍茶、デカビタ、トマトジュースという初期のポケモンの自販機みたいなまとまりのなさだった。そしてよくみるとカウンターにお冷らしきものが無い。

なるほど、ここではこの入口で自分の気に入った相棒を片手に座るのが通なんだな。
前のやつもその前のやつも何か買ってたしな。察した。

黒烏龍茶は250m程度のミニボトルのくせに170円もするインフレを起こしていたので消去法で水を買う。

店の門番、自販機をやりすごすと
その影にかくれてウォーターサーバー

水あるんかい。

110円を完全に無駄にした僕は
「僕、普段からこうだから。水が無料提供されている店であえて水を買うオシャレな僕でありたいから」
という態度を保ち、次の門番、食券の前へとおもむく。

券売機のラインナップはシンプル。
ラーメン・小ブタ・大ブタ・ブタW・生卵

「ブタW」が煽っているようにしか見えないけどとりあえずおいておこう。

一瞬よくわからなかったけど、ブタってのはとりあえず豚肉が入ってくるってことで間違いなさそう。
メニューが少ないってことはとにかく頑固一徹、ラーメン選んどけって事なんだろう。
しかし先程僕はラーメンを小にしてしまったし、ちょっと肉っ気も欲しかったので『小ブタ』をチョイスして座席に座る。

図にするとこんな感じ

 [  カ  ウ  ン  タ  ー  ]
     ●●●●●●●
入口        ↑僕



座ってからそれとなく両サイドのお客さんを見て気づいた。

僕だけ食券の色が違う。

しかもよくみたら黒烏龍茶
小ボトルの癖に170円もする黒烏龍茶

しくじった…!!
やっぱりここはラーメン一択やったんや!!!
ヤバイ!!! 素人と思われる……!!

黒烏龍茶を傍らに置き、モクモクとシンプルなラーメンを食い、さっさと立ち去る。
これこそがこの店の暗黙のルールであり、掟であり、聖戦なのだ。

くそ、何が南アルプスの天然水だ……! 恥ずかしい…! 恥ずかしいよぅ…!!

永遠とも思える時間を所在なく過ごしていると、出来上がりが近いのか店員が何やら順番にオーダーをとりはじめた。

店員「ニンニク入れますか?」

きた! 暗黙のルール!
どうする? どうするんや端の人!

「ありで」

どうするんや次の人!

「ありで」

はい、もう察しました。
この店で言う
「ニンニク入れますか?」
は、戦に臨みにきた戦士かどうかを確かめる隠語。
お前はここに何をしにきたのか? と。

言わば踏み絵なのだ。
ここで「無しで」
と言おうものなら京都風に
「ぶぶづけだしましょうか?」
と言われかねない。

※「ぶぶづけだしましょうか?」とは「お茶漬けだしてやるから食ってさっさと帰れ」の意

先輩が切り開いてくれた道にもちろん僕も続く。

僕『ありで!』

さあ! 次の戦士よ! 後につづけーい!

「無しで」

無いんかい。

無しでもいいんかい。
なんやねん。

***
ほどなくして倒すべき、もとい、食すべきラーメンが登場する。

かかってきなさい

さあ、どこからでもかかってきなさい


店員「はい、小ブタの小ね」

ラーメン

3倍じゃねぇか!

おなかいっぱいや
多くないっすか……?

早くも悟りを開く僕。

いやいや、慌てるな。
デカ盛りチャレンジは野菜から、そんなユーチューブを見た気がする。

油っ気のあるものの前に野菜で胃をガードするという戦法だ。
早速モヤシからめっちゃ食べる。

食べる。

食べる。

……




モヤシでお腹いっぱいなったわ!

なんや、なんやこれは。
僕はいったい何をしにきたんや。

しかもよう見たらなんや、油分多すぎてスープに油の斑点模様すらないやん。
全面油やん。

あと、小豚じゃないよね?
ガッツリやんね?

気づいたら僕の両端に空間できてるね?


 [  カ  ウ  ン  タ  ー  ]
     ●●●●○○○
入口        ↑僕

こんなことになってるね?
皆食べるの早くね?

頑張って頑張って食べ進めてるけど全然減らないね?
なんか麺が汁吸ってどんどんデカくなっていくんですけど?


くるしい
無理や……

その時


視界の端に救世主が……!

あ! あれは!!

とうがらし

唐辛子フレークさんや!!

よっしゃ!! これで勝つる!!!
辛いの大好き!

食欲も促進されて一石二鳥である。

この唐辛子フレークという赤兎馬にまたがり、再び戦場をかけまわろうぞ!!!

「うおおおぉぉぉぉ(シャカシャカシャカ)」

ゴフ

むせた。

集まり、刺さる視線。
もう完全に箸が止まる。

ギブか、ギブなのか。
いや、食べ物残すとかたとえ嫌いな物が出てきても滅多にしたことが無い僕がここでリタイヤするわけにはいかない。

なんて事を考えていたら空いていた席が再び満席になっていた。
完全に食べるの遅い人である。

どうみてもこの戦いについていけてない。
ドラゴンボールで言うと僕はヤムチャにまで成り下がっていた。

やむちゃ1

やむちゃ

埋まりだす席のせいでリタイヤのタイミングも失った。

半ば強制的に満身創痍の第2ラウンド開始であるが、
ぶっちゃけ全てがまんべんなく残ってる。

なんだったら唐辛子フレークで味変えた感あるのに大量に残ってる。

豚、豚だけ食べてせめて見た目をと思うが無理。
一口一口がジョージ・フォアマンのパンチのように重い。

f:id:tarou427:20170906101033j:plain


※最強のハードパンチャー。もちろんパンチされたことはない。

これにはたまらず、ちびちび口に運び抵抗を続けていたがついにノックアウトする僕。
もえつきたぜ
燃え尽きたぜ…真っ白にな…

……






と、その時。
光明がさす。

な、なんだあの光は。

あれは……店員さん……?


店員さんがものすごく哀れな目で僕をみている……?


のこしていいっすよ
「残していいっすよ。(ホンマにこんな顔)」


ぼ、菩薩様や~~~~

しかし……! しかしである……!
ここで「じゃあ…すんませんが……」とは流石に言いづらい。

何の強がりか僕は
僕「あ、はい。ありがとうございます」
とかへいきそうに言っちゃってた。

なんでや…なんで強がったんや僕……
あと数口も入らんのに……

だけど言っちゃったものは仕方がない。
かんがえる

こんな感じで箸停止状態やけど、
もう逃げられないのでひとくち運び、ひとくち運び……

そうだ、僕はここから再スタートをがんば

ギブアップです。


はい、

完☆全☆敗☆北


ごちそうさま
僕「すみません、残します。ごちそうさまでした」

そう言い残し、僕は戦場をとぼとぼと去っていったのでした。
チラ見の視線が痛く刺さる。

ふと後ろを振り返ると未だに長蛇の列。
戦士たちに休みはない。

後は頼んだぞ……


こうして、僕の戦いは終わったのでした。

好感の持てる小劇場の役者

ども。もはや使い古されて聞きたくないあるある第1位は「カップ麺のお湯捨てた時にシンクがボンっていうよね」の五味たろうです。
 
先日、今は関西を中心に活動してる劇団、匿名劇壇の「レモンキャンディ」という公演を観に行きました。

別に感想ブログをこのあと綴るつもりはないのでそういうのを求めている人は僕を直接飲みに誘うアポを取って激論を繰り広げましょう。
電話番号はゼロハチゼロキュウイチロクナナハチサンキュウイチです。ラインも登録して下さい。
 
ですので、今回書かせていただくのは「好感の持てる小劇場の役者」についてです。
そうですね、匿名劇壇で2人そう感じた方がいたので書いていこうと思いました。
書いていこうと思わせてくれた石畑さんと佐々木さんには感謝の気持ちでいっぱいなので、このブログの隅っこにありがとうという一文を添えさせていただきます。

もちろん2人以外にはそう感じなかったといえばそんなことは無いのですが、
とりあえず2人が際立ってそう感じました。

さて、石畑さんと佐々木さんのどこが好感がもてたのか。

あ。ちなみに文章と思考が同時進行で思ったままに書きなぐっているので文章構成とかめちゃくちゃですし、言ってることが最初と変わってたりとか諸々あると思うんですが諸々了解してくださいね。
 
二度目の、さて。
2人はそれぞれ別の形でソレを感じたのですが、共通して「この人お客さん大事にしてるんやな」と思いました。

佐々木さんは「チケット売れない(売らない)役者は即引退して表現者を名乗らないで欲しい」という趣旨の事を豪語していたかもしれないエピソードをこちらの匿名劇壇のトップである福谷氏のブログで語られているのを拝見してです。
記事はコチラ→チケットノルマについて
あとコチラもみてほしい→チケットを売らない役者に価値はあるのか

僕が言いたいことは大体集約されているのでそんな感じだと思って下さい。
お金=気持ち
気持ちの量=価値
価値を上げていく=誠意

という図式が僕の中にあるので、とても共感したのです。
ちなみに僕は自分が1人も集客できない回があったら役者を辞めようと思っています。家で1人でやってろよって思うんで。

ただ、福谷のいう「それを求めすぎるのは危うい」というこの「危うい」にもとても共感しまして、成れの果てがジャンク堂だと思ってもだいたいあってると思います。
あと福谷はちゃんと面白い作品つくって、結果論だけど作品のファンとしていっぱい動員しているので佐々木さんはこの過去を悔い改め土下座したほうがいいと思います。
それから当時呼んでいない役者は佐々木さんに向こう3年ぐらいはメシ奢ったほうがいいと思います。

そんな佐々木さんのエピソードもあり、うちの事務所のタレントが演技で悩んでいるとか相談してきてたのも重なり、ついでに3人割とかいうジャンク堂の集客システムパクられてたりとか色々あったから、3人割でチケットを佐々木さんから買おうとしたんです。僕。面識ほぼ無いけど「呼べない役者は稽古参加する前に飲み会に行くか出会い系アプリを開いた方がいい」という僕の気持ちを代弁してくれた(そんな事は言ってない)佐々木さんにしびれたから、買おうとしたんです。

でも面識ないからツイッターで名前調べて、チケットフォームのリンククリックしたんですけど、大阪公演のフォームしかないんですよ。
あれだけ豪語しておいて、ツメが甘いのか集客できる自分に満足したのか、東京だから呼べないとか思っているのかなんなのかわかんないんですけど、僕は

なんやコイツ。

って普通に思ったんですよね。ちょっと可愛いなって。
仕方ないからDMしたかったんだけど、相互フォローされてないから送れなかったの。
だもんで、僕はいちるの望みにかけてフォローをポチっと押したのさ。相互されたらどうしよう、キャッキャ、みたいなJK観劇ファンみたいな気持ちでさ。
僕なんかはフォワーの4倍しかフォローしないって謎のルールしいてるからあんまりフォローもしないのにやで?

あいつ音沙汰無いの。

公演もいよいよ近づいてきたので匿名で唯一連絡の取れるプロデューサーのニシノトシヒロ(通称:西くん)に連絡することにしたんよ。
「こうこうこうで、佐々木さんからチケットとりたかったけどとれなかったんだ」
と、それとなく佐々木くんから買おうと思うんやけどみたいなニュアンスでやんわり言ったら彼は

「怒っとくわ! せっかくやから俺から買いなよチェケラッチョ☆」

みたいな感じでこられて、これまた

なんやコイツ

とか思ったんだけど、

そこが好き。

ニシノトシヒロのコミュケーション能力と人の良さやパイプがなかったら得られてない物が多いと思うから劇団員はニシノトシヒロに利益の25%をお給料として渡したほうがいいと思う。
 
女子のみなさんはおちゃめで天然な佐々木さんから買ってくださいね。

佐々木さんについてはここまでね。
 
次に石畑さんなんやけど、単純に「毎回練度が上がってる」と感じさせてくれるのが大きな理由です。上手いとか下手とかじゃなくて「前よりいい」を常にくれるから。それってホントにホントにすごい事。しかも舞台以外では溢れる謙虚な雰囲気もグッド。
決め手は、送り出しの時に、もしかすると僕の思い過ごしとか妄想とか色眼鏡でみてて僕がそういうふうにとらえたキモいかんじなのかわからないけど、コチラに気づいた風で会釈してくれるんですよ。
これって小さいことやけど妄想かもしれんけど、ファンからしたら結構嬉しいことだったりする。するよね?

もっと言うと、早速次回は石畑さんから予約をしようと思ってツイッター探してフォローしようとしたら

フォローされてんの

キュンでしかない。

なんか徐々に痩せてってるし。
何故か佐々木さんは太っていくし。

あれ? なんか佐々木さんディスってるみたいになってる?
弁解しておくけど、匿名の看板俳優といえば佐々木さんやから覚えとけよ?(これでチャラかな)

あと一番すきなのは、みんな大好き東さんやからな? 東さんの声がこびりついて離れへんからな?
警告しておくけど

「東さんが彼女やったらどうしよう」とかいう不毛な妄想を観劇中にするなよ? 僕にはバレてるからな?

個人的には芝原さん推しな?
東さんと松原さんが可愛すぎるところに着目しがちやけど、ガチなのは芝原さんやからな? 演技ガン見したほうがいいぞ? 僕はしてる。可愛いし。
 
なにこれ、匿名劇壇のファンみたいになってるやん。
 

まるめてポイ。